“経済成長加速プログラムの母”と全面に打ち出して大統領選挙を勝ち抜いたジウマ大統領の旗印であるPAC 2の2011年から2013年末までの投資総額は、7,734億レアルに達している。
2013年のPAC 2による投資総額は前年比12%増加の3,010億レアル、連邦政府によるPAC 2向け予算は前年比14%増加の447億レアル、2013年末までのPAC 2プロジェクトの完工率は80%以上に達している。
PAC 2の電力エネルギーセクターは、ジラウ水力発電所やサント・アントニオ水力発電所、その他の水力発電所などの電力発電開始で1万200メガワットの増加が見込まれている。
またブラジル全国電力統合システムには9,828キロメートルに達する31カ所の電力送電網の拡大、石油・天然ガスセクターは26の原油開発プロジェクト、8肥料プロジェクト、2再生可能燃料プロジェクトなどが含まれている。
PAC 2プロジェクトの輸出部門にとって、レアル通貨に対するドル高の為替は追い風となっているが、ブラジル国内で調達できない機械・装置の輸入は、コスト上昇につながる。(2014年2月19日付けエスタード紙)