オデブレヒト・トランスポルト社は、先週、ガレオン空港の民間コンセッション入札では、最低入札金額を293.9%上回る190億1,800万レアルで落札、また昨日の国道163号線の民営化コンセッションでは、100キロメートル当たりの通行料金2.64レアルで落札した。
国道262号線の民営化コンセッション入札では興味を示す企業がなかったために、連邦政府は、入札参加を促すための入札条件変更として、今後のブラジルの平均GDP伸び率を3.5%から2.5%に引き下げ、また国道163号線の高速料金を4.17レアルから5.50レアルに引上げて落札コンソーシアムの収益性が大幅にアップしたために、7コンソーシアムが入札参加に名乗りを上げていた。
国道163号線の道路民営化コンセッションの最低入札価格は1億4,700万レアル、平均収益性は年間7.2%、コンセッション期間は30年間、入札参加 コンソーシアムはConsorcio Rota do Futuro並びに Invepar、 Consorcio Integração 、CCR、 Galvão Engenharia 、Triunfo Participações 、Odebrechtが参加した。
オデブレヒト・トランスポルト社は、昨日の国道163号線の民営化コンセッションで100キロメートル当たりの最高通行料金5.5レアルを52%下回る2.64レアルで落札した。
オデブレヒト・トランスポルト社のレナート・メロ取締役は、「中西部地域の過去5年間の平均GDP伸び率は、アグロビジネスが牽引して7.0%増加しており、今後10年間は同じ伸び率で推移する」と予想している。
また同氏は、「マット・グロッソ州の耕作可能地帯の僅かに7.0%の土地でブラジル全国の30%の穀物生産に相当する穀物栽培が行われており、膨大な穀物栽培に転作可能な牧草地並びに僅かな先住民保護区があるだけ」とその農畜産業のポテンシャルに今後の可能性を見込んで、国道163号線の民営化コンセッションを落札した。
国道163号線と交差するマット・グロッソ州のルッカ・ド・リオ・ヴェルデ市と南北鉄道と交差するゴイアス州カンピノルテ市を結ぶ鉄道民営化コンセッションの入札が2014年に実施されるために、中西部地域の穀物輸送インフレの整備に伴って、更に穀物栽培が拡大する。(2013年11月28日付けエスタード紙)