9月13日に連邦政府は、国道50号線と国道262号線の道路民営化コンセッション入 札を実施、国道50号線の入札には8社が参加したにも関わらず、国道262号線の入札には興味を示す企業がなかったために、今後は複数の国道の同時入札は実施しないように変更、また新しい道路民営化コンセッション入札では、落札企業にとって収益性が増加するように変更された。
またリオ市のガレオン空港並びにミナス州のコンフィン空港に対する民営化コンセッション入札は、市場関係者の予想を大幅に上回る金額で落札され、低調続きであったインフラ整備向け民間コンセッションの入札には、追い風になると期待されていた経緯があった。
明日27日、マット・グロッソ州の国道163号線の道路民営化コンセッション入札は実施が予定されているが、入札参加を促すための入札条件変更では、今後のブラジルの平均GDP伸び率を3.5%から2.5%に引き下げ、また国道163号線の高速料金を4.17レアルから5.50レアルに引上げて落札コンソーシアムの収益性が大幅にアップしたために、7コンソーシアムが入札参加に名乗りを上げている。
マット・グロッソ州の国道163号線の道路民営化コンセッションは、穀倉地帯である中西部地域の穀物運搬にとって非常に重要であり、クイアバ市を経由する南マット・グロッソ州境のイチキーラ市と北部のシノップ市を結ぶ850キロメートルの道路民営化コンセッションとなっている。
国道163号線の道路民営化コンセッションの最低入札価格は1億4,700万レアル、平均収益性は年間7.2%、コンセッション期間は30年間、入札参加コンソーシアムはConsorcio Rota do Futuro並びに Invepar、 Consorcio Integração 、CCR、 Galvão Engenharia 、Triunfo Participações 、Odebrechtが参加する。(2013年11月26日付けエスタード紙)