ミナス州のコンフィンス空港並びにリオ州のガレオン空港の民営化コンセッションの入札が今月22日に予定されているにも関わらず、民間航空庁(Anac)は、コンフィンス空港の第2滑走路を2020年までに建設する必要があると強調している。
9月初めに連邦会計調査院(TCU)は、ミナス州のコンフィンス空港並びにリオ州のガ レオン空港の民営化コンセッション入札の最低金額や入札参加コンソーシアムの条件を修正して承認、更なる投資家が入札に参加するために、ミナス州のコンフィンス空港の入札条件を年間利用客が3,500万人以上の空港運営経験のある企業から1,200万人、リオ州のガ レオン空港は2,200万人に変更していた。
今回のコンフィンス空港の第2滑走路建設の義務化に対して、2012年2月にサンパウロ証券取引所(Bovespa)で実施されたグアルーリョス空港、ヴィラコッポス空港並びにブラジリア空港の運営権民営化コンセッションで落札した企業に対して、連邦政府は15%以上の資本参加を認める可能性を提示しているにも関わらず、相次ぐ規制変更で入札参加コンソーシアムでは、入札を取りやめる動きが表面化してきている。
入札参加を予定しているコンソーシアムは、コンフィンス空港の第2滑走路建設向け投資は10億レアル以上必要とみており、国道262号線の民営化コンセッション同様に入札参加コンソーシアムは皆無になると予想している。
今年1月から7月のコンフィン空港の利用客は前年同期比7.05%減少して、連邦会計調査院が予想していた前年同期比5.73%増加から一転して減少、また同調査院では、コンフィンス空港の第2滑走路建設費として6億6,000万レアルを見込んでいる。(2013年11月6日付けエスタード紙)