今月13日、連邦政府は、国道50号線と国道262号線の道路民営化コンセッション入札を実施、国道50号線の入札には8社が参加したにも関わらず、国道262号線の入札には興味を示す企業がなかったために、今後は複数の国道線の同時入札は実施しないように変更、また新しい道路民営化コンセッション入札では、落札企業にとって収益性が増加するように変更される。
今月24日、ニューヨークでブラジルへの民営化コンセッションに投資を考えている企業経営者に対して、ギド・マンテガ財務相は、新しい道路民営化コンセッションの収益率の引き上げを約束、100万レアルのインフラ部門への投資で収益は200万レアルから300万レアルになると例を挙げ、また新しい4国道の民営化コンセッションの入札は予定を遅れないように努力すると約束している。
今月初めに連邦会計調査院(TCU)は、ミナス州のコンフィンス空港並びにリオ州のガレオン空港の民営化コンセッションの入札の最低金額や入札参加コンセッションの条件を修正して承認、更なる投資家が入札に参加するために、ミナス州のコンフィンス空港の入札条件を年間利用客が3,500万人以上の空港運営経験のある企業から2,000万人に変更している。
またインフラ整備プロジェクトへの投資で、大きな収益が得られるのはブラジルと僅かな新興国だけであり、海外投資家にとってブラジルの民営化コンセッション入札が魅力的になるように、連邦政府が規制や収益率の改善を検討しているとマンテガ財務相は説明している。
ブラジルだけではインフラ整備プロジェクトへの資金調達が難しいために、海外投資家の参加が不可欠であるとマンテガ財務は説明、また連邦貯蓄金庫並びにブラジル銀行、社会経済開発銀行以外にもブラジルの民間銀行もインフラ整備プロジェクトに注目していると説明している。(2013年9月25日付けエスタード紙)