昨日、国道50号線の道路民営化コンセッションの落札企業の発表があったが、業界での知名度のない中堅ゼネコン9社によるコンソーシアムのプラナルト社が最高通行料金を42.38%下回る価格で落札した。
今月13日、連邦政府は、国道50号線と国道262号線の道路民営化コンセッション入札を実施、国道50号線の入札には8社が参加したにも関わらず、国道262号線の入札には興味を示す企業がなかったために、今後は複数の国道線の同時入札は実施しないように変更される。
業界関係者は中堅ゼネコンでコンソーシアムを組んでいるプラナルト社が30年間の民営化コンセッションの運営の持続並びに銀行からの投資向けクレジットの与信審査の厳格化の影響を受けるために連邦政府が要求している民営化コンセッションの遂行を疑問視している。
国道50号線はゴイアス州とミナス州間の436.6キロメートルに料金徴収所が6カ所あるが、最高通行料金を42.38%下回る価格で落札したために、業界関係者は低い収益率による道路民営化コンセッション運営に危惧している。
プラナルト社に次いでTriunfo Participação e Investimentos社は、最高通行料金を36.99%下回る価格で入札に参加、ヴェルデマールは35.64%、ロドヴィア・ド・セルタン35.54%、ケイロース・ガルヴァオ34.57%,インヴェパ-ル23.79%で入札に参加していた。
国道50号線の民営化コンセッションに次いで8カ所の国道民営化コンセッションの入札が予定されており、バイア州の国道101号線並びにエスピリット・サント州とミナス州を結ぶ国道262号線、ゴイアス州とトカンチンス州を結ぶ国道153号線、マット・グロッソ州内の国道163号線、南マット・グロッソ州内の163号線などの入札が予定されている。
またミナス州のコンフィンス空港並びにリオ州のガレオン空港の民営化コンセッション、サントス港やパラ-州などの港湾民間コンセッションなどが目白押しとなっている。(2013年9月19日付けエスタード紙)