鉄道関連の投資促進のために、鉄道関連の機械・装置生産に対する減税や企業の従業員の社会保障院に対する負担金の20%を免除する代わりに、企業の売上高の数%を納税させ、企業の負担軽減をする措置の適用を全国鉄道協会(ANTF)のロドリゴ・ヴィラサ会長は連邦政府に要請する。
ヴィラサ会長は鉄道関連の投資促進のために、ギド・マンテガ財務相並びにフェルナンド・ピメンテル商工開発相に対して、20年から25年の低金利のクレジット枠の設定を要請する。
ブラジル国内の鉄道網では、3,000台の機関車並びに10万台のワゴン車が利用されているが、2020年までに更に2,000台の機関車並びに4万台のワゴン車の購入が見込まれている。
連邦政府が鉄道セクターに優遇税制を適用すれば、6,000台の機関車並びに20万台のワゴン車の購入が予想されており、現在のブラジル国内の機関車生産能力は年産150台、ワゴン車は1万2,000台となっている。
ANTF協会では、現在の鉄道網の総延長距離は2万6,000キロメートル、2020年には4万2,000キロメートルまで延長すると予想、昨年の鉄道による運送量は4億7500万トンで2010年から500万トン増加している。
鉄道輸送では鉄鉱石並びに石炭の輸送量が全体の76.61%を占め、農畜産は11.51%、鉄鋼関連製品は3.77%、石油・エタノール派製品は2.79%であった。
今年の鉄道関連投資は53億レアルと昨年の45億レアルを上回り、今年の鉄道による輸送量は5億2,200万トンが見込まれている。(2012年4月10日付けエスタード紙)