4月は観光シーズンオフにもかかわらず、各航空会社が搭乗客の取り込みのためにプロモーションを展開した効果が表れて、国内便の搭乗客数は前年同月比31.45%増加して、昨年8月以来の伸び率を記録した。
民間航空庁(Anac)の統計によると航空運賃の自由化や新規航空会社の参入による価格減少、リーズナブルの支払い方法による利用客の増加などで国内便の搭乗客数は22カ月連続で増加している。
今年4カ月間の国内便の搭乗客数は20.22%増加、市場関係者は今年の伸び率を15%から18%と予想、また4月の航空便増加などによる座席は15.44%増加、搭乗率は前年同月から8.94%の大幅増加で73.37%に上昇している。
4月の国際便の搭乗各数の伸び率は34.88%と2008年3月の39%の伸び率に次ぐ記録となり、座席は18.6%、搭乗率は9.8%増加の81.13%それぞれ増加している。
国内線ではTAM航空が44.52%のマーケットシェア、GOL35.47%と2社で81%のシェアを占めているが、新規参入や競合会社の格安便の増加などで前年同月の83.13%から減少している。
マーケットシェア3位にはAzul航空が7.47%、Webjet航空が5.19%、Trip2.66%、Avianca航空が2.6%、最もシェアを拡大したのは82.45%増加のAzul航空であった。(2011年5月20日付けヴァロール紙)