民間航空庁(ANC)の統計によると、2月の国内線マーケットでGOL航空のシェアが39.77%とTAM航空の39.59%を僅かに追越して初めてとトップシェアを獲得した。
TAM航空は昨年末に乗務員不足が主な原因で国内便のキャンセルや遅延が相次いだために、ANACから国内便の航空券販売中止を余儀なくされた影響で、同社の評判を落としたことがシェア低下に結びついた可能性がある。
国内便はCやDクラス向けに長期格安航空券の販売で国内便の需要は旺盛であり、2月の搭乗客は前年同月比9.34%増加、しかし搭乗率は昨年2月の70.96%から68.48%に減少している。
2月の国際便シェアでは欧米路線で積極的にシェアを拡大しているTAMが85.85%で、国内並びに南米/カリブ地域をターゲットにしているGOL/Varigの12.92%を圧倒している。
国内便シェアはGOLとTAMで約80%を占めているが、新規参入のAzul航空7.96%、Webjet5.89% ,Trip2.77%並びにAvianca航空2.58%で約20%とシェアを拡大してきている。(2011年3月18日付けエスタード紙)