社会経済開発銀行(BNDES)ではサンパウロ経由でリオとカンピーナスを結ぶ高速鉄道建設を含む2013年までのブラジル国内の鉄道関連投資は557億レアルに達すると予想している。
投資総額が331億レアルの高速鉄道を除く2013年までの鉄道関連投資は年間平均60億レアル、そのうち36%は2万9,000キロメートルに及ぶ鉄道網の投資が予定されている。
全国鉄道協会(ANTF)では1997年から2009年までの輸送量は77.4%増加、過去10年間の輸送量の増加率は年平均7%に留まっていたが、今年は15%が予想されている。
連邦政府では2020年までに4万キロメートルの鉄道網の拡大を計画、特に鉄道施術建設公社(VALEC)は中央-西部鉄道、東西鉄道の建設、南北鉄道の拡張などで1万キロに及ぶ鉄道網プロジェクトを擁して牽引役となる。
BNDES銀行では総額460億レアルの輸送関連投資向けクレジット枠を持っており、港湾整備には全体の14%、道路整備には34%が投資される。(2010年7月22日付けエスタード紙)