国際航空運送協会(IATA)では昨年の航空貨物取扱量は世界金融危機の影響を受けて前年比10.1%減少、しかし今年は世界経済の回復に伴って8%から10%の増加を予想している。
国際エクスプレス(国際航空貨物輸送)とロジスティクス業界のグローバルリーダーであるDHL社では今年の世界のGDPの平均伸び率を4%と見込んでおり、GDPの1.5倍から2倍の増加を予想している。
DHLの第1四半期の世界の売上は前年同期比4.4%増加の154億ドル、純益は85%増加の22億ドルに達している。
DHLではラテンアメリカ、アフリカ/中近東並びにアジアでの航空貨物の取り扱い増加を見込んでいるが、ラテンアメリカでは国内経済が好調で地域の大国であるブラジルとメキシコでの増加を予想している。
今年のブラジルは輸入貨物の取り扱いが大幅に上昇して15%の増加を予想、特に70キロまでの装置、消費財やパーツ輸入にターゲットを合わせている。(2010年6月30日付けヴァロール紙)