サントス港湾で最大のターミナルを擁するサントス・ブラジル社の今年のコンテナ取扱量は13.4%増加の123万TEUs(単位 20フィートコンテナ)を予想している。
世界金融危機の影響を受けた昨年の同社のTEU取扱量は前年比16.2%と大幅に落ち込んだが、今年は輸入が大幅に増加しているために昨年の落ち込みをカバーすると見込んでいる。
同社では1997年から現在まで25億レアルを投資、そのうち13億レアルはターミナルの拡張に投資、またサントス港湾の運河の浚渫工事も行われているために、今後は大型貨物船の運航でコスト削減や生産性が上昇する。
同社では投資拡大のために1億レアルの社債を発行して資金調達を予定、第1四半期のコンテナの取扱量は前年同期比13.1%増加している。
通商産業開発省(MDIC)では今年の6月第2週目までの1日当たりの輸出は前年同期比28.5%増加、輸入は44.2%増加している。(2010年6月17日付けヴァロール紙)