過去20年間に亘ってブラジルの海運業界は投資が止まって停滞していたが、南大河州リオ・グランデ市では2005年から2015年までに140億レアルの売上で直接雇用1万5,000人、間接雇用3万5,000人が見込まれている。
リオ・グランデ市の海運業の復活は総額25億レアルで2005年から2008年にかけて、ペトロブラス石油公社向け石油・天然ガス掘削プラットフォームP53の建造がきっかけとなり、直接雇用4,300人が創出された。
2006年には4億3,900万レアルを投資してリオ・グランデ造船所の建設を開始して来月完成を予定、ペトロブラスの岩塩層下原油開発向けに10年間のリースを予定している。
またQuipコンソーシアムは掘削プラットフォームP63を23億レアルで受注、同市には造船所が30か所あり、そのうち27造船所で建造中となっている。
アマゾナス州、バイア、セアラーやアラゴアス州向けに建造や造船所近代化のために、船舶ファンド(FMM)から造船部門拡大プログラムとして、総額40億レアルに達する投資が予定されている。
オデブレヒト社向けにはバイア州の造船所建設に16億3,100万レアル、イーリャ造船向けに12億2,200万レアルのクレジットが見込まれている。(2010年4月5日付けエスタード紙)