世界最大の造船会社現代重工業は実業家エイケ・バチスタ氏率いる造船会社OSX社に10%の資本参加でブラジル進出に足がかりを築いた。
OSXはすでにサンパウロ証券取引所(Bovespa)に新規株式公開(IPO)を申請済みであり、今後はIPOで資金調達をして石油開発プラットフォーム建造する。
ブラジルの造船業界は衰退の一途であったが、岩塩層下原油などの開発で再び活性化すると見込まれており、すでにシンガポールのKeppel FelsやJurong、韓国のサムスン重工業、大宇造船などが進出している。
サムスン重工業はペルナンブーコ州のアトランチコ・スール造船のプロジェクトにカマルゴ・コレア社並びにPMRJ社と共同で参加してすでにブラジルに足がかりを築いている。
1972年に設立された世界最大の現代重工業はすでに1,600隻の船舶並びに170の石油開発関連プロジェクトを建造、風力発電事業、自動車やホテル事業なども展開している。
バチスタ氏の石油開発企業OGX社は今後10年間で300億ドルを投資して、48の石油プラットフォームを発注して岩塩層下原油開発などを予定している。(2010年2月3日付けエスタード紙)