ブラジル鉄道管理局(ANTT)の調査によると10年前の国内鉄道網の民営化後の鉄道利用調査によると民営化された鉄道網の総延長距離は2万8,800キロメートル、そのうち有効利用されている鉄道網は僅かに3,000キロメートルにしかならない。
また鉄道の利用度が低い鉄道網は6,000キロメートルで残りの1万8,000キロメートルは全く利用されていないために、連邦政府はコンセッションに対して落札した鉄道網の返却を求める可能性がある。
民営化が進んだ10年前のコンセッションの投資計画は総額230億レアルが予定されていたにも関わらず、大半は投資が行われていないが、連邦政府は投資を実施して有効活用しているコンセッションに対して更に30年間の民営化の延長を許可する。(2010年1月10日付けエスタード紙)