ブラジルアビアンカ航空は、自社が所有するサンパウロ州のコンゴニアス空港並びにグアルーリョス空港、リオ州のサントス・ヅモン空港のスロット枠の入札を行った。
アビアンカ航空は、昨日3空港の空港への離陸又は着陸の度毎に滑走路を使用することができるスロット(発着枠)入札で、負債総額27億レアルの20.6%に相当する5億5,800万レアル(1億4,730万ドル相当)を調達している。
昨年12月にAvianca Brasil航空は、負債未払いに伴う機体差し止めを防ぐため、会社更生法(Recuperação Judicial)の適用をサンパウロ地方裁判所に申請していた。
しかしスロット(発着枠)は航空会社の試算ではないために、民間航空庁(Anac)並びに日本の公正取引委員会に相当する経済防衛行政審議会(Cade)の承認を得なければならない。
スロット(発着枠)の獲得競争が最も激しいコンゴニアス空港では、AZUL航空は41スロットを擁しているが、Avianca Brasil航空のスロット枠でマーケットシェア拡大を見込んでいる。
Latam航空及びGol航空の2社はコンゴニアス空港の約90%のスロットを所有しているが、Latam航空は7,000万ドルでコンゴニアス空港の21スロット、グアルーリョス空港の32スロット、サントス・ヅモン空港の14スロット枠を取得している。
Gol航空はグアルーリョス空港の32スロット、コンゴニアス空港の31スロット、サントス・ヅモン空港の20スロットを7,730万ドルで落札している。(2019年7月11日付けエスタード紙)