昨年のレアル通貨に対する50%以上のドル高の為替が影響して、2015年のGOL航空の純益は42億9,000万レアルの赤字を計上、2014年の11億レアルの4倍に相当する赤字を計上している。
GOL航空の昨年の赤字42億9,000万レアルは、2012年に全てのブラジル民間航空会社の赤字総額36億3,000万レアルを上回る赤字を計上、昨年第4四半期の赤字11億3,000万レアルは2014年通年の赤字を上回っている。
昨年のGOL航空の赤字計上要因として、ジェット燃料並びに航空機リース、航空機メンテナンスがドル建てのためにコストが上昇して純益が悪化、また昨年のGOL航空の売上は97億8,000万レアル、昨年第4四半期の売上は26億5,000万レアルであった。
GOL航空では今年の有効座席キロ(ASK)は経済リセッションによるビジネスマン利用の減少で前年比5.0%~8.0%減少を予想、国内便の搭乗客数は4.0%~6.0%減少を予想している。(2016年3月30日付けエスタード紙)