リージョナルジェットの世界的ブランドであるブラジル資本エンブラエル社の今年第2四半期末の商業用ジェット機並びにエグゼクティブジェット機販売の受注残は、前年同期比12.25%増加の229億ドルに達している。
エンブラエル社の第2四半期末の航空機受注残比較では、米国向けが335機で全体の受注残531機のうち63.1%を占めており、2位はインドの50機で9.4%、3位は中国の41機で7.7%、4位は主にアズール航空が発注したブラジルの35機で6.6%を占めている。
5位には日本並びにオランダがそれぞれ17機を発注して受注残シェアはそれぞれ3.2%、6位にはアイルランドの16機で3.0%、英国は4機で0.8%、アゼルバイジャンは2機で0.4%、その他は14機で受注残シェアは2.6%となっている。
6月に開催されたParis International Air Showで26億ドルの航空機を受注、この中には中国資本Coloeful Guizhou Airlines 社向けのE190が7機、 SkyWest Airlines向けの E175が8機 、United Express向けの E190-E2が15機、 E195-E2が10機含まれている。
エンブラエル社は5月に中国資本Tianjin Airlines向けに E-Jets E2を22機納入、また同時期にアズール航空はE195-E2を30機発注していた。
エンブラエル社は今年第2四半期に商用機27機並びにエグゼクティブジェット機33機を受注、前年同期は58機を受注していた。(2015年7月16日付けヴァロール紙)