今年4か月間のブラジル人の海外旅行による支出は、レアル通貨に対するドル高の為替並びに国内経済の停滞による海外旅行減少が影響して、前年同期比19%減少している。
過去12か月間のレアル通貨に対するドル高の為替は40%上昇した影響でブラジル人の海外旅行が大幅に減少、4月のブラジル人の海外旅行による支出は、前年同月比33%減少していると中銀のツーリオ・マシエル経済班主任は説明している。
4月のブラジル人の海外旅行による支出総額は16億4,400万ドルと2010年同月以降では最低の支出額を記録、ブラジル国内の海外旅行客の支出総額は4億4,400万ドル、旅行のサービス収支は12億ドルの赤字を計上している。
今月22日までのブラジル人の海外旅行による支出総額は11億2,500万ドル、ブラジル国内の海外旅行客の支出総額は3億700万ドル、旅行のサービス収支は8億1,800万ドルの赤字を計上している。
今年初め4か月間のブラジル人の海外旅行による支出総額は47億9,500万ドルと昨年同期の59億2,100万ドルから大幅に減少、また4月の海外投資家による対内直接投資は前年同月比32.04%減少の57億7,700万ドル、今年初め4か月間の対内直接投資は前年同期比38.33%減少している。(2015年5月27日付けエスタード紙)