TAM航空並びに Gol 航空、Azul 航空、Avianca航空で構成されるブラジル国内航空会社協会(Abear)の発表によると、昨年のTAM航空並びに Gol 航空の売り上げは260億レアルであったが、Azul 航空並びにAvianca航空は公表していない。
2013年の国内航空会社の売り上げは前年比16.6%増加の313億レアルであったが、今年第1四半期の国内航空会社の平均座席占有率は2012年最低となっている。
1月の国内便の乗客数は前年同月比9.1%減少、2月は4.1%減少、しかし3月は3.01%増加、今年第1四半期の国内航空会社の平均座席占有率は0.19%減少の77.46%となっている。
ブラジルの国内経済の停滞や景況感悪化の影響を受けてビジネスマンの航空機利用が減少してきているが、各航空会社はエアーチケット料金の20%の割引によるプロモーションで観光客の誘致を盛んに行っている。
第1四半期のエアーチケット料金は前年同期比では平均8.5%減少、昨年第1四半期のブラジル国内のエアーチケット購入の60%はビジネスマンであったが、今年は50%を割り込んでいるとブラジル観光会社協会(Abracorp)は発表している。
3月の国内航空会社のマーケットシェアはTAM航空が37.8%、Gol 航空は34.5%、Azul 航空は18%、Avianca航空は9.7%、搭乗客数は前年同月比2.6%増加の770万人であった。(2015年4月30日付けヴァロール紙)