2013年のブラジル資本の大半の航空会社は2年連続で赤字を計上、僅かにAZUL航空並びに Total航空が黒字を確保したが、赤字総額は24億レアルに達していると民間航空庁(Anac)は発表している。
航空会社はドル高の為替並びにジェット燃料の価格上昇で収益性が悪化しており、2012年のドルの為替はR$2.04であったにも関わらず、2013年はR$2.35と15%上昇して大幅な純益悪化に結びついている。
ブラジルの航空会社は拡大路線のためにジェット機の購入を拡大したために2013年並びに2012年の座席利用率は平均70%迄減少、TAM航空並びに GOL航空は拡大路線から座席利用率の上昇に戦略を切り替えている。
2013年のTAM航空の赤字は16億5,000万レアル、GOL航空の赤字は8億300万レアル、アビアンカ航空の赤字は3,650万レアル、AZUL航空の黒字は6,300万レアルであった。
2013年の国内便は過去8年間で初めて4.45%減少の94万6,684便、TAM航空は7.7%減少の25万3,207便、国際便は1.4%増加の14万700便、ブラジルの航空会社の国際便は2.6%増加した。(2014年10月14日付けエスタード紙)