2011年にゼネコン大手のカマルゴ・コレア社並びにアンドラーデ・グッチエレス社が連邦政府に要請していたサンパウロ市から30キロメートルのカイエイラ市の空港建設の許可が下りた。
しかしサンパウロ新空港(Nasp)と命名が予定されている空港を建設するのは競合企業のCCR社であり、民間航空会社の飛行機発着を行うためには、2012年12月に制定された民間空港コンセッション規定を変更する必要がある。
Nasp空港建設の投資総額は50億レアルで年間4,800万人の利用客の需要をまかなえる空港となり、グアルーリョス空港の4,500万人を上回る大規模空港となる。
このNasp空港建設で最も影響を受けるのはカンピーナス近郊に位置するヴィラコッポス空港であるが、グアルーリョス空港並びにコンゴニアス空港の需要を緩和する効果が期待されている。
今年、連邦政府はサンパウロ市南部のパレリェイロス並びにサンパウロ市から60キロメートル離れたサン・ロッケ市にエグゼクティブジェット機発着が可能な空港建設を許可していた。(2013年12月20日付けエスタード紙)