リオ市のガレオン空港並びにミナス州のコンフィン空港に対する民営化コンセッション入札は、市場関係者の予想を大幅に上回る金額で落札され、低調続きであったインフラ整備向け民間コンセッションの入札には追い風になると期待されている。
リオ市のガレオン空港の民間コンセッション入札では、オデブレヒト・トランスポルト社が最低入札金額を293.9%上回る1,90億1800万レアルで落札、2位のカリオカ建設の145億レアルを31%上回る金額で落札している。
ミナス州のコンフィン空港の民間コンセッション入札では、CCR会社をリーダーとするコンソーシアムが最低入札金額を66%上回る18億2,000万レアルで落札して、ケイロース・ガルボン社をリーダーとするコンソーシアムに競り勝った。
リオ市のガレオン空港並びにミナス州のコンフィン空港に対する民営化コンセッションの平均落札金額は、最低金額の251.7%とグアルーリョス空港、ヴィラコッポス空港並びにブラジリア空港の民営化コンセッションの平均落札金額である最低金額の347%を下回ったにも関わらず、予想を大幅に上回る落札額となっている。
リオ市のガレオン空港の民間コンセッションを落札したコンソーシアムのオデブレヒト・トランスポルト社の資本参加比率は60%、上海空港グループの資本参加比率は40%、民間コンセッションの運営権期間は25年、投資総額は57億レアルが予想されている。
ミナス州のコンフィン空港の民営化コンセッションを落札したCCR 社の資本参加比率は75%、チューリッヒ空港の資本参加比率は24%、ミュンヘン空港の資本参加比率は1%、運営権期間は30年、投資総額は35億レアルが予想されている。(2013年11月23日付けエスタード紙)