石油・天然ガス開発を手がけるOGX社の経営不振やカンポス沖の2014年のツバロ ン・アズル油田での石油生産停止宣言などで、グループ企業の株価が軒並み下落して時価総額が大幅に目減りして、実業家エイケ・バチスタ氏は、資金調達に苦慮しているためグループ企業の放出を余儀なくされている。
造船事業のOGX社は、社会開発銀行(BNDES)と5億1,800万レアルの30日間の返済延長で合意、しかしイタウー銀行への4億レアルの支払いは今月19日に迫っているために、再交渉で返済延長を図ることを余儀なくされている。
10億レアルの負債を抱えるOGX社は、BNDES銀行への負債返済延長は2回目であり、ヴォトランチン銀行は、2011年のBNDES銀行によるOGX社へのクレジットの保証を交わしていた。
BNDES銀行によるOGX社へのクレジットは、リオ州サン・ジョアン・ダ・バーラ市アスー港の造船所建設向けの資金で18カ月間のクレジット償還は8月であったにも関わらず、資金調達ができなかったために再度60日延長していた経緯があった。
オランダ資本Trafigura社並びにアブダビ政府系ファンドのMubadala Development社は、エイケ・バチスタ氏のホールディング企業EBX社のグループ企業である鉱業関連企業MMX社所有の巨大港湾であるリオ 州スドエステ港の65%の株をバチスタ氏から買い取って、経営権を取得することで合意した。(2013年10月15日付けエスタード紙)