サンパウロ経由のリオ市とカンピーナス市を結ぶ高速鉄道の国内外の民間コンセッションの入札参加を促すために、連邦政府は、高速鉄道の収益率を現在の6.32%から8.0%~8.5%に引き上げる。
入札公示では落札価格の比重を70%、鉄道建設の投資などの比重を30%としていたが、連邦会計検査院(TCU)による落札条件の分析が非常に困難なために、今回は入札価格が最も高いコンセッションが落札するように条件を変更している。
最低入札価格は276億レアルでコンセッション期間は40年間、連邦政府にとって高速鉄道開通後の停車駅の商業関連事業や不動産関連による歳入を50億レアルから100億レアルと見込んでいる。
2008年からリオ市とサンパウロ市を結ぶ航空便は67%増加の年間740万人に達しており、これ以上の市内の空港の増便は不可能なために、高速鉄道にとって充分に採算が取れると入札参加コンセッションは分析済みで、国内外から多くのコンセッションが参加すると予想されている。(2013年6月28日付けヴァロール紙)