民間航空庁(Anac)の発表によると、2012年のブラジルから海外への1週間の海外路線はヨーロッパの債務危機並びにドル高の為替などの要因で、前年比8.4%減少の1,109便となっている。
今年4カ月間の国際便の搭乗客は647万人と昨年同期の650万人から減少、今年4月のTAM航空の国際便の搭乗率は、75.88%と昨年4月の82.71%から大幅に減少している。
また今年4月のGOL航空の国際便の搭乗率は、60.43%と昨年4月の67%から大幅に減少しているために、リオ市のガレアン空港からのパリ並びにフランクフルト行きを中止して、サンパウロのグアルーリョス空港だけに変更している。
またイスラエルのEI AL航空は、2009年5月からサンパウロ-テルアビブ路線を開設したにも関わらず、赤字が継続していたために2011年11月でこの路線を中止している。
GOL航空のパウロ・カキノフ社長は、搭乗客の需要が少ない中米路線や競争の激しい路線への参入は避けるが、積極的に海外路線の開拓を行うと発表している。(2013年6月16日付けエスタード紙)