ヨーロッパの債務危機や米国の景気減速などの要因で、世界的に軍需部門の売上が低下しているにも関わらず、2011年のエンブラエル社の軍需部門の売上は前年比30%増加している。
ストックフォルムの世界平和調査機関の発表によると、2011年の世界の軍需部門の売上は、アフガニスタン並びにイラク、リビア向けの軍需品の需要減で、前年比5.0%減少している。
世界100軍需企業の2011年の売上は4,100億ドル、米国の44企業の売上は全体の60%を占め、ヨーロッパの30企業の売上は29%を占めているが、ヨーロッパ諸国は軍需の予算を一斉に削減している。
2010年のエンブラエル社の軍需部門の世界の売り上げランキングは81位、2011年は67位まで上昇、2010年のエンブラエル社の軍需部門の売り上げは6億7,000万ドル、2011年は8億6,000万ドルに増加、エンブラエル社の軍需部門の売上は同社の15%を占めている。(2013年2月19日付けエスタード紙)