民間航空庁(Anac)では、利用者からの航空会社のサービスに対するクレームが非常に多いために、先月、電話通信庁(Anatel)が大手通信企業に対して出した業務改善命令同様の措置を検討している。
7月18日、Anatelは電波が繋がらないなどの携帯電話に関する苦情が多いTIM社並びに Claro社、 Oi社に対して、23日から音声通信やデータ-通信の新規回線の販売を禁止、また電話網の品質改善並びにコールセンターのサービス向上に関する月間目標達成を義務付けた。
サンパウロ消費者保護センター(Procon-SP)には、今年上半期に航空会社に対するクレームが438件と昨年並みの件数に達して減少傾向には程遠く、またリオ消費者保護センター(Procon-RIO)では、TAM 航空並びにGOL航空に対するクレームが非常に多い。
Reclame Aquiサイトの過去12カ月間の航空会社に対するクレーム件数は1万2,000件に達しているために、各航空会社に対する業務改善命令が出されると予想されている。
7月の国内便の平均搭乗率は79.45%と統計を取り始めた2000年以降では月間記録を更新、TAM 航空の国内便のマーケットシェアは41.8%、GOL航空は32.7%、Azul航空は10.0%、その他の航空会社のシェアは25.1%と大幅に増加してきている。(2012年8月28日付けエスタード紙)