ペトロブラス石油公社と提携各社は、岩塩層下(プレソルト)原油開発向けのプラットフォーム(FPSO)6基の建造でブラジル国内の造船所と契約に調印、投資総額は総額45億ドルに達する。
これらのプラットフォームはリオ州のサントス海盆の油田開発向けに建造され、ペトロブラスと共同で開発しているのは英国資本のBGグループ、ポルトガル資本のガルプ、ス ペイン資本のレプソル、中国資本の中国石油化工(シノペック)などとなっている。
これらのプラットフォームはサントス海盆のルーラ油田並びにサピニョア油田向けに建造されるが、操業開始は2016年で1日当たり15万バレルの生産が見込まれている。
プラットフォームの建造契約を落札したのはリオ州のKeppel Feles造船所並びにエスピリット・サント州の Jurong造船所、リオ州の Mendes Júnior/OSX造船所で、それぞれ2基のFPSOをペトロブラスに納入する。
ゼネコン大手のアンドラーデ・グッチエレ社並びにオデブレヒト社もプラットフォーム入札に参加したが、落札価格が非常に低かったために落札できなかった。(2012年7月20日付けエスタード紙)