南米ウルグアイのフラッグキャリア「PLUNA(プルナ)」が経営破綻し全便の運航を停止、同社は格安航空会社との価格競争やジェット燃料費の高騰に押されて、慢性的な赤字経営に陥っていた。
破綻2日前にプルナ航空の従業員が48時間のストライキを行ったことで完全に行き詰まり、今後のジェット燃料代も払えない状況から今回の運航停止に追い込まれた。
ウルグアイ政府は新航空会社を設立するために、プルナ航空が所有している航空機販売の入札を予定しており、90人乗りのCRJ900型航空機13機を入札にかけるが、1億3,500万ドルの資金回収を見込んでいる。
プルナ航空が運航しているカナダのボンバルジエ社の6航空機はリージングされているために同社へ返還され、プルナ航空が抱える3億ドルの負債は債権者との間で協議が予定されている。
ウルグアイ政府はプルナ航空に25%の資本参加、残り75%はSociedade Aeronautica Oriental並びにアルゼンチンファンドのLeadgate、カナダ資本のJazz Airが所有している。(2012年7月10日付けヴァロール紙)