中銀の発表によると、2020年のポウパンサ預金の預金総額は、1995年の開始以降では最高金額を計上、昨年1年間の引出総額を1,663億レアル上回った。
昨年末のポウパンサ預金総額は3兆1,320億レアル、ポウパンサ預金引出総額は2兆9,650億レアル、金利支払い総額は238億5,300万レアル、昨年末のポウパンサ預金残高は1兆360億レアルを記録している。
連邦政府によるCOVID-19パンデミック対応の月額600レアルの緊急給付金(auxílio emergencial)支給、9月から半額の300レアルの給付金支給の一部もポウパンサ預金に流れた一因となっている。
またポウパンサ預金に流れた一因として、政策誘導金利Selicが過去最低の2.00%まで低下したために、Selic金利連動など低収益の投資金がポウパンサ預金に流れている。
2020年1月~3月はポウパンサ預金から他の収益率の高い投資に流れていたが、COVID-19パンデミック開始以降から昨年12月までポウパンサ預金額は引出額を上回った。昨年12月の預金額は3,398億9,700万レアル、引出額は3,192億9,500万レアル、預金残高は206億レアルを記録している。