過去3か月間の海外投資家によるサンパウロ証券取引所(B3)の投資は560億レアル回帰したにも関わらず、2020年の海外投資家によるB3の投資は318億レアルの赤字を計上している。
COVID-19対応のワクチン接種開始の世界的な楽観的なムードで、過去3か月間のサンパウロ証券取引所(B3)への海外投資家の株などの金融投資総額は560億レアルに達している。
イギリスなどで感染が確認されている感染力が極めて強い変異種の新型コロナウイルスの発生拡大並びに欧米で拡大しているロックダウン対応などの要因で、今年の世界経済の伸び率が停滞する可能性が有るにも関わらず、今年の海外投資家のB3への投資拡大を金融アナリストは予想している。
昨年10月から海外投資家によるB3への投資拡大シナリオにも関わらず、昨年のサンパウロ証券取引所からの投資金流出額は流入額を318億レアル上回り、3年連続で流出総額が流入総額を上回っている。
サンパウロ証券取引所の統計によると、2018年の海外投資家のB3の株式投資は57億レアルの赤字を記録、2019年は47億レアルの赤字を記録、海外投資家によるブラジル国内の株式投資残高は約1兆1000億レアルとなっている。