ブラジル石油監督庁(ANP)の発表によると、2020年11月の1日当りの平均石油・天然ガス・バイオ燃料の生産は、前月比4.1%減少の275万5,000バレル、前年同月比では10.9%と二桁台の減少の記録している。
昨年11月のブラジルの石油生産の減少要因として、ブージオ油田、サントス海盆のツピ岩塩層下(プレソルト)油田、カンポス海盆のアルバコア油田並びにサントス海盆のアトランタプレソルト油田のプラットフォーム保守による操業停止が大幅な減産に繋がっている。
昨年11月の1日当りの平均天然ガス生産は,前月比2.8%減少の1億2,600万立法メートル、前年同期比7.5%減少、11月の天然ガスの有効利用比率は97.5%、天然ガス燃焼は前月比3.7%増加の310万立法メートル、前年同月比では8.6%減少している。
昨年11月のプレソルト油田の1日当りの平均石油生産は、全体の68.3%に相当する242万2,000(BOE)、そのうち石油は192万BOE、天然ガスは7,980万8,000立法メートル、前年同月比では6.4%減少している。
ブラジル石油監督庁(ANP)の発表によると、昨年11月のブラジル国内の34カ所の油田は、COVID-19パンデミックの影響で操業中止を余儀なくされていた。内訳は海洋油田は17カ所、地上油田も17カ所の油田操業停止を余儀なくされていた。