ブラジル石油監督庁(ANP)の発表によると、2018年5月のブラジル国内の1日平均当たりの石油生産は、前月比0.4%増加の260万7,000バレル、前年同月比では1.7%減少を記録している。
2018年初め5か月間の1日平均当たりの石油生産は、前年同期比0.8%減少の259万8,000バレル、今年5月のペトロブラスの石油生産は、全体の75%で前年同月比2.9%減少している。
また今年5月のブラジル国内の1日平均当たりの天然ガス生産は、前月比2.9%増加の1億1,200万立方メートル、前年同月比では6.8%増加、5月の石油並びに天然ガスの1日当たりの生産は、前月比0.9%増加の331万1,000BOE(石油換算バレル)を記録している。
5月の石油並びに天然ガスの1日当たりの生産331万1,000BOEの55.6%に相当する184万BOEはプレソルト鉱区からの生産であり、プレソルト鉱区による石油・天然ガスの生産は毎月のように上昇一途となっている。
サントス海盆のルーラ油田の1日当たりの石油生産は87万2,000バレル、天然ガスは3,740万立方メートルとブラジル国内では最大の油田であり、海上油田の生産は全体の95.7%、天然ガスは83.1%を占めている。(2018年7月4日付けヴァロール紙)