2017年に総額42億レアルの赤字を計上したブラジル中央電力公社(Eletrobras)傘下の配電公社の従業員の平均サラリーは、1万1,700レアルで民間配電会社の3倍に達している。
今年5月21日に予定されていたブラジル中央電力公社(Eletrobras)傘下の配電公社は、連邦会計検査院(TCU)の調査結果が発表されていないために、再度先送りされる可能性が高い。
Eletrobras公社傘下のアマゾナス州内に電力エネルギーを供給するAmazonas Energia州公社従業員の平均サラリーは1万5,000レアル、ブラジル国内の州電力公社で最も効率の悪いRoraima Energia州公社従業員の平均サラリーは1万5,500レアルとなっている。
電力エネルギー配給ではEletrobras公社の最大のコンペティターで、Celpe社やCoelba 社を傘下に置く民間電力会社Neonergia社の平均サラリーは、僅か1/3に相当する4,300レアルに留まっている。
各州立電力エネルギー配給公社の従業員の大半は州公務員試験に合格した従業員で、初任給は3,000レアル~3,500レアルに対して、Neonergia社の初任給は、2,000レアル~3,000レアルと大差がないにも関わらず、数年後には大きな格差が生じている。
Amazonas Energia州公社従業員の平均サラリー1万5,000レアルに対して、最も平均サラリーが低いPiaui Energia州公社は8,077レアル、Alagoas Energia州公社は9,307レアル、Acre Energia州公社は1万2,343レアルとなっている。(2018年4月22日付けエスタード紙)