ミナス・ジェライス電力公社(CEMIG)傘下の総発電量が2.9ギガワットに達するJaguara水力発電所並びに São Simão水力発電所、Volta Grande水力発電所、 Miranda水力発電所の入札並びに国家原油庁(ANP)による第14回石油・天然ガス入札が昨日実施された。
連邦政府経済班では、CEMIG公社傘下の4水力発電所入札による国庫庁の臨時歳入総額は110億レアルを見込んでいたにも関わらず、最低入札価格を9.73%上回るプレミアムで121億3,000万レアルを記録した。
また第14回石油・天然ガス入札では、7億レアルの臨時歳入を見込んでいたにも関わらず、最低入札価格を1,556.5%上回るプレミアムを記録した鉱区もあり、臨時歳入総額は予想を大幅に上回る38億レアルを記録している。
今回のCEMIG公社傘下の4水力発電所入札並びに第14回石油・天然ガス入札では、国庫庁には予想を42億レアル上回る臨時歳入を記録、2017年の財政プライマリー収支は、新たな赤字の許容上限値である1,590億レアル以内に収まると予想されている。
今回のCEMIG公社傘下の4水力発電所入札で、CEMIG公社にとっては総発電量の40%が入札で切り離されたために、今後のミナス・ジェライス電力公社(CEMIG)の売上は大幅に減少する。今回の4水力発電所入札による121億3,000万レアルの国庫庁への臨時歳入は、今年11月30日までに計上される。
落札されたゴイアス州のSão Simão水力発電所の発電能力は、1,710メガワットで落札価格は72億レアル、プレミアムは6.51%、中国資本のSPIC Pacific社が落札している。
ミナス・ジェライス州のJaguara水力発電所の発電能力は、424メガワットで落札価格は22億レアル、プレミアムは13.59%、フランス・ベルギー資本のEngie社が落札している。
また前記同様にミナス・ジェライス州のMiranda水力発電所は408メガワット、14億レアル、22.42%、フランス・ベルギー資本のEngie社。ミナス・ジェライス州のVolta Grande水力発電所、380メガワット、14億レアル、9.84%、イタリア資本Enel社が落札している。(2017年9月28日付けエスタード紙)
2016年下半期から開始されたインフラ事業の更なる民営化を目的とした投資パートナーシッププログラム(PPI-Programa de Parcerias de Investimentos)の89プロジェクトで、60%に相当する54プロジェクトがすでに入札にかけられている。(2017年9月28日付けエスタード紙)