全国エネルギー・システム組織化機構(ONS)の発表によると、2月の1日当たり平均電力エネルギー消費は、前年同月比2.2%増加の6万9,7721メガワット、前月比では2.3%増加している。
2月の1日当たり平均電力エネルギー消費が前年同月比2.2%増加要因として、前年同月よりも高い温度並びに自動車セクターなどいくつかの製造セクターでの電力エネルギー消費が増加している。
2月の電力エネルギー消費増加は、テーメル政権の経済政策への信頼増加による経済指標の改善並びに国際コモディティ価格上昇などが要因となっているにも関わらず、依然として経済回復サイクル入りに伴う電力消費にはつながっていない。
2月の電力エネルギー消費の地域別比較では、南部地域の電力エネルギー消費は4.5%増加の1万2,714メガワット、北東部地域では、平年を上回る気温が牽引して3.3%増加の1万697メガワットを記録している。
またブラジルの電力消費が大きな比重を占める南東部地域及び中西部地域は僅か1.7%増加、唯一北部地域は0.2%減少している。(2017年3月24日付けヴァロール紙)