中国資本Shanghai Electric社は、ブラジル中央電力公社(Eletrobras)グループ傘下のEletrosul社が建設を進めている2,169キロメートルに及ぶ送電事業への資本参加で、ブラジル進出の橋頭保にすると予想されている。
2016年の売上が123億ドルのShanghai Electric社は、Eletrosul社が募集していた南大河州内の風力発電所からの送電事業への共同出資で昨年から交渉を続けていた。
中国資本State Grid社は、2016年6月にゼネコン大手カマルゴ・コレア社が擁していたCPFL Energia社の23%に相当する株を58億レアルで取得、今年は140億レアルで残りの株式買収を予定している。
中国三峡集団公司(CTG)は、2015年8月に電力エネルギー部門のTriunfo Participações e Investimentos社に約20億レアルを投資して資本参加、ブラジル進出の足掛かりを築いている。
また中国資本中国三峡集団公司(CTG)は、2015年11月にはジュピア水力発電所並びにイーリャ・ソルテイラ水力発電所を138億レアルで買収、2016年にも中国三峡集団公司(CTG)は、1999年にブラジルの電力エネルギー部門に進出した米国資本Duke Energyのブラジル国内資産を12億ドルで買収して民間4位の電力エネルギー企業となった。(2017年3月3日付けエスタード紙)