パラー州ベロ・モンテ水力発電所の50.02%の株式を擁するNorte Energia社では、ブラデスコBBI社に依頼して、50%を上回るベロ・モンテ水力発電所の運営権を獲得したいブラジル国内外の投資家を探している。
ベロ・モンテ水力発電所の建設終了後の2019年の発電能力は1万1,233メガワットに達して、世界最大の発電能力を擁する中国・三峡ダム並びに 1万4,000メガワットの発電能力を擁するイタイプー水力発電所に次いで、世界3位の発電能力に達する。
ベロ・モンテ水力発電所の50.02%の株式を擁するNorte Energia社に対してNeoenergia社並びに Cemig社、 Light社、 Vale社、 Sinobras社、 J.Malucelli社、ペトロブラス石油公社年金ファンドの Petros、連邦貯蓄金庫年金ファンドの Funcefがそれぞれ出資している。
ベロ・モンテ水力発電所の49.98%の資本参加しているのはブラジル中央電力公社(Eletrobras)で継続してベロ・モンテ水力発電所の株を所有するが、他の株主が株式を売却する際に自らも参加可能とする権利(Tag Along)を擁している。
ゼネコン大手カマルゴ・コレア社が擁していたCPFL Energia社の23%に相当する株を58億5,000万レアルで取得した中国資本State Grid社、ジュピア水力発電所並びにイーリャ・ソルテイラ水力発電所の37億ドルで買収した中国資本Three Gorges社が、ベロ・モンテ水力発電所への資本参加に名乗りを上げている。(2017年2月10日付けエスタード紙)