ペトロブラス石油公社は、国内製油所出荷のガソリン卸売価格を3.2%、ディーゼル燃料価格を2.7%それぞれ値下げすると発表、10月15日から値下げが実施され、インフレ指数並びに金利燃焼に結び付くと予想されている。
今回のガソリンの卸売価格3.2%、ディーゼル燃料価格2.7%の値下げは、最終消費者向けのガソリンポストの1リットル当たりのガソリン価格は僅か0.05レアルの値下げに留まり、またインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)も0.1%減少に留まると予想されている。
今回のガソリン卸売価格値下げは、2009年6月の4.5%以降では初めてであり、今後は国際燃料価格に沿った透明性のあるガソリン価格設定が予定されており、ペトロブラスによる新燃料価格の設定発表は海外投資家から歓迎され、14日のサンパウロ平均株価(Ibovespa)は過去2年間で最高のIbovespa指数を記録している。
燃料価格の値下げの影響でペトロブラスの今年の最終四半期の純益は3億ドル減少予想、2017年の売上も5.0%減少する一方で、新燃料価格の設定で製油所への資本参加パートナーが容易になるとUBS銀行では予想している。(2016年10月17日付けエスタード紙)