ペトロブラス石油公社は、サントス海盆に位置するカルカラ鉱区と呼ばれるBM-S-8鉱区の66%の権益をノルウエー資本Staroil社に売却、2015~2016年の資産売却予定151億ドルの30%に相当する45億ドルの資産調達をしている。
このカルカラ鉱区と呼ばれるBM-S-8鉱区の売却はペドロ・パレンテス新総裁就任後の初めての資産売却となり、BM-S-8鉱区の66%の権益売却額は25億ドルと予想されている。
BM-S-8鉱区の権益売却以外にも年内にはペトロブラス・アルゼンチーナ社売却で8億9,700万ドル、ペトロブラス・チリ社売却で4億6,400万ドルの臨時収入が予定されている。
また2015年にはペトロブラス社グループ企業のガスペトロ社の売却で5億4,000万ドル、アルゼンチン国内に擁するアウストラル海盆の自社資産を1億100万ドルで売却している。
ペトロブラス社ではNova Transportadora do Sudeste(NTS)社並びに BR Distribuidora社の一部株式売却、Liquigas社の100%の株式放出、 Companhia Integrada Textil de Pernambuco(Citepe)社、Petroquimica Suape社の売却を予定している。(2016年8月1日付けヴァロール紙)