エリクソン社のイベントに参加したアロイジオ・メルカダンテ科学技術相は海外からのブラジル国内でのコンピューター関連投資を促すために、コンピューター法を変更して、PC関連パーツやソフトウエア開発向けにも減税を予定、また半導体の国産化比率を引上げる必要性を強調している。
暫定令MP534号による31%の減税で国内生産のタブレット端末価格は海外と同額になるために、マーケット規模の大きいブラジルでの生産に拍車がかかると予想、メルカダンテ科学技術相は当初の国産化率を20%、最終的には80%を予想している。
台湾資本Foxconn社がサンパウロ州ジュンジャイ市でアップル社のタブレット端末 iPadの生産を7月から開始を予定、同社の強い要請で連邦政府はタブレット端末向け基本プロセス(PPB)で20%の国産化率を義務付けているが、現実的には20%を大幅に下回っている。
ポルト・アレグレ市の半導体製造目的で設立されたCEITEC社はブラジル初となる国内設計による半導体デバイスの製造を計画して、昨年初めに生産工場のイナグレーションが行われたにも関わらず、いまだに製造開始されていない。
メルカダンテ科学技術相はCEITEC社以外にもFoxconn社がブラジル国内での半導体や電子部品の製造に期待しており、またパウロ・ベルナルド通信相は農村部へのセルラーやインターネット普及のためにブロードバンド関連製品の国産化促進制作導入を検討している。(2011年6月14日付けエスタード紙)