GE社は先進諸国での経済成長率が低いために、ブラジルなどの経済成長が目覚ましい新興国への投資拡大戦略に転換して、今後も継続して大型投資を予定している。
先月、GEは今後3年間のブラジル国内向け投資に5億5,000万ドルの投資を発表、新工場建設やペトロブラス石油公社との技術開発や製品開発でパートナーシップを締結している。
同社では世界金融危機の影響を大きく受けた昨年の売上は25億ドルまで落ち込んだが、今年の経済成長率がGDP比7.5%予想されているために、来年の売上を33億ドル見込んでいる。
ペトロブラス向けの石油・天然ガス部門以外にも経済成長加速プログラム(PAC)、ワールドカップやオリンピック向けのインフラ投資も収益増加を見込んでいる。
またミナス州コンタージェンでの来年3月からの医療機器や輸送機器の生産、2,000万ドルを投資して革新技術でイルミネーション製品の生産も予定されている。(2010年12月10日付けヴァロール紙)