ブラジル地理統計院(IBGE)の調査によると7月の鉱工業部門の生産は6月まで3カ月連続で減少していたが、一転して前月比0.4%増加、前年同月比でも8.7%増加、しかし耐久消費財の生産は2.2%の増加に留まっている。
工業製品税(IPI)の減税政策並びにワールドカップの影響でテレビが牽引して耐久消費財の販売が大幅に増加、しかし7月の家電の生産は前年同月比33%と大幅に落ち込んだ。
7月の白物家電の生産は前月比29.6%減少、また機械装置の生産も6%減少、しかし自動車セクターの生産は社会経済開発銀行(BNDES)の低金利のトラック向けクレジットと自動車部品が牽引して3.6%増加した。
資本財セクターは昨年4月から連続14カ月増加、しかし7月は0.2%減少に転じたが、今年は28.3%増加、中間財は16.4%、消費財9.4%、耐久消費財17.6%、非耐久消費財は7.0%それぞれ増加している。(2010年9月1日付けヴァロール紙)