連邦政府は民間放送局の地上デジタル放送向けインフラ整備を促すために、社会経済開発銀行(BNDES)を通して低金利の総額28億レアルのクレジット枠を設ける。
BNDES銀行は放送局や中継局の建設および送信機などの購入向けに総額の70%までクレジットを付けるが、連邦政府は人口が10万人以上の1,012都市にデジタル放送網を拡大する目標を掲げている。
デジタル放送網を拡大するために、放送局やデジタル関連インフラ整備向けのProTVDプロジェクトは2013年までに低利子で10億レアルのクレジット枠を設けているが、僅かに4,000万レアルの融資に留まっている。
今までに3放送局向けに融資、内訳はSBTに1000万レアル、ジョアン・パウロII財団に1000万レアル、インテグランテTV向けに2000万レアルとなっている。
通信機器メーカーのTelavo社は25放送局に送信機器を販売、ミナス州のSTB社は8放送局、Linear社は80放送局向けに送信機器を販売している。
連邦政府はデジタル放送関連機器販売では国内企業を優先しているために、先端技術を擁している外資系企業は入札では国内メーカーとコンソーシアムを組む傾向となっている。(2010年8月6日付けヴァロール紙)