南アフリカで開催されているサッカーのワールドカップ準々決勝でオランダに逆転負けした影響で今後のTVの販売減少を予想、ブラジルのTV生産拠点であるマナウス・フリーゾーン(ZFM)のTVメーカーでは一斉に生産調整を余儀なくされて、従業員の残業を中止した。
また年末商戦向けに8,000人の臨時職員の雇用をいつもより早い8月末と見込んでいたが、小売部門のTV在庫の増加並びに販売の低下が見込まれているために10月末に先送りする。
ウオールマートではブラジルのワールドカップ敗退の前日から4日の日曜日まで販売促進のために、TVの小売価格を25%割引で売上は前年同時期比20%増加した。
今年4月15日から6月26日までのTV販売は購買層の拡大やワールドカップ開催で前年同期比90%も増加、しかし2006年のワールドカップの時には45%の増加に留まっていた。
今後2カ月間にTVなどのワールドカップ関連製品は価格低下でインフレを下げる効果があり、ワールドカップが開催された2006年の広範囲消費者物価指数(IPCA)は過去最低となる3.14%に低下した。(2010年7月6日付けエスタード紙)