フィリピン政府は地上デジタルテレビ放送方式の規格として日伯方式(ISDB方式)の採用を決定、フィリピンは日本以外のアジアで最初の日本方式の採用国となった。
ISDB方式はラテンアメリカ地域のアルゼンチン、チリ、ペルー、エクアドル、ヴェネズエラ、パラグアイ並びにコスタ・リカですでに採用が決まっており、今後はアフリカやアジアでの採用を目指す。
連邦政府はアフリカ諸国でのISDB方式を拡大するために、今月末にアフリカからの企業家ミッションを招待、日伯方式の素晴らしさを紹介して7月末にはアフリカ諸国の決定を促す予定をしている。
来週、連邦政府は全国電気電子製品メーカー協会(Eletros)と会合を持って、コスト削減のためにコンバーターに対する社会統合基金(PIS)並びに社会保険融資納付金(Cofins)の減税について議論する。
ブラジル国内では3,000万台のアナログTV向けコンバーターの需要があり、また日伯方式を採用した国へのコンバーターの輸出も大きな商談に結び付く。(2010年6月16日付けエスタード紙)