ブラジルは国家ブロードバンド網拡張プロジェクト(PNBL)では1メガビット当たり月間230レアルと低価格で契約コンセッションに販売を予定、ユーザーは35レアルで利用できるプロジェクトを計画しているが、ブラジルのネット接続速度が非常に低いために、更に速度を上げる必要がある。
日本のネット接続速度は100メガビットに達しているが、ブラジルでは1メガビットと先進諸国と比較して非常に遅れをとっている。
今後10年以内にブラジルのネット接続速度は100メガビットに達する必要があるが、米国、スエーデン、英国、イタリア並びにオーストラリアでは100メガビットへの速度引上げをすでに発表している。
PNBLプロジェクトでは今後の大幅需要が見込める北東地域での通信機器向けの部品や装置生産の工業団地の計画が検討されており、すでにペルナンブーコ州レシーフェ市は通信関連基幹産業があり、またバイア州のイリェウス市は造船産業や貿易のための港湾施設が整っているために、候補地となる可能性がある。(2010年4月26日付けヴァロール紙)