来伯中のGE社のジェフ・イメルト会長は今後、力強い持続的経済成長が見込まれるブラジルに注目、ブラジルを航空関連機器の輸出基地化や技術開発センターにするために大型投資を行うと発表した。
昨年の南米地域のGE社の売上げは78億ドル、そのうちブラジルGEは30億ドル、今年のブラジル国内への投資総額は1億2,000万ドル、そのうち3,500万ドルは売上が10億ドルを突破したリオ州ペトロポリス市にあるタービンを中心とした航空関連機器製造のGE Celma社へ投資される。
GE Celma社への大型投資は航空関連機器の輸出基地化であり、また今後の成長が見込めるインフラ部門、医療機器、エネルギー、石油・天然ガス、航空機産業や輸送部門を中心に投資を予定している。
ブラジルのGEグループは過去5年間に年平均12%と大幅に売上を伸ばしており、技術開発センターとしてすでに世界ではインド、米国、中国、ドイツに設置されているが、ブラジルをラテンアメリカ地域の統括拠点にする予定である。(2010年1月7日付けヴァロール紙)