昨日、中国のコンピュータートップメーカーのレノボ社代表がブラジル国内の業界リーダーであるポジティボ社のクリチーバ本社を訪問して、レノボ社との独占買収交渉権を要請したが、ブラジルでのコンピューター小売販売拡大を狙っているデル社も買収に名乗りを上げている。
ポジティボ社では1株当たり新規株式公開(IPO)時の株価を上回る25レアルから30レアルを要求しているが、買収企業側では1株当たり最高20レアル、総額20億レアルでの買収金額を提示している。
買収案件の噂で昨日のポジティブ社の株価は一時、前日比125.6%高の13.90レアルの高値を付けたが、終値は46.1%の9.0レアル、前日の株価も20.0%上げていた。
現在の世界金融危機ではコンピューター業界の再編は避けられず、大型の再編劇が展開されて、コンピューターメーカーの淘汰が行なわれて寡占化が進むと見込まれている。(2008年12月10日つけエスタード紙)